【ココ読んで!!3(スリー)】文芸オタクの私が教える バズる文章教室
こんにちは。
最近読んだ本でおすすめしたいな~と思ったものを、書評というよりは3つのおすすめポイントをお話ししてプレゼンしようと思います。
文章教室って聞くとちょっと難しそう?と思った方へ。
「ねぇ、ねぇ、これってさ・・・」と友達に話しかけられているような、著者:三宅香帆さんの親しみのある語り口に最後まで楽しく読めますよ。
おすすめ その1 「目次」が楽しい
本屋さんにぶらっと入って本棚をながめた時、タイトルやデザインなどでビビっときたり、何となく手にする本ってありますよね。
その時、パラパラめくったり小説の文庫本なら裏表紙のあらすじを参考にしたり(こんなワクワクする文章を書ける人になりたい)。
なかでも、ビジネス本や自己啓発本は「目次」見ませんか?
この本の目次、すごい面白いです。私は目次買いしました。
〇〇モデル ◆◆の☆☆力とラベリングされていて(この文言も面白い)ぐっと興味を引き立てられます。
こんなに目次だけで楽しめた本は今までないです。
おすすめ その2 とにかく読みやすい
さきほどお話したラベリングもそうですが、抜粋した文章に教科書の書き込みのようなガイドがされていて、感覚的にわかりやすいのと、解説の後に要点まとめがあるので授業を受けているようです(まさに文章教室)。
冒頭でも言いましたが、語り掛けるような文体で説明されているので堅苦しくなく読み進めることができます。
おすすめ その3 読書ガイドとして使える
これも大きな特徴だと思います。
みなさんも好きな作家さんやアーティスト、学者さんがいると思いますが、偏りませんか?
「好きなものだけ読めばいいじゃん」と言われるかも知れませんが、新しい世界に目を向けたみたい時もあります。
片っ端から読む機会も時間もないので、一部抜粋された文章ってとても参考になります。過去に教科書やテスト問題に出たものや、たまたま調べた言葉から脱線して発見した作品など別世界への入口は無限大です。
この本では文豪からミュージシャン、文化人などなど。ジャンルも小説、エッセイ、歌詞など幅広く取り上げられているので飽きません。
この中で、興味を持った作品と出会えるのも楽しくないですか?
小説でも、独特の文体があって読むうちになじんできて、また別の作家さんの作品で「あれっ?」ってなって気付けばなじんでいる。慣れてくるとちょっと読むだけで「ああ、これこれ」となるのが面白い。エッセイも特に個性出まくりなので好きです。
さいごに
目次面白い、読みやすい、参考書になる。と一度だけでなく繰り返し読める本です。
実際、私の机の横にいつも置いてあります(^^♪
表紙のイラストがかわいい。ちゃんと帯の上に寝そべっているのがクスッとさせてくれます。